ドラゴンクエストⅦの真の攻略には世界観とメッセージの理解が必要!
ドラゴンクエストの世界観考察、動画としては第二弾になる「ドラクエⅦ(キリスト教とグノーシス思想)」もYouTubeにアップロードしました。
ドラクエⅦをプレイしていた当時、私は「キリスト教」や「グノーシス思想」といったものを反映しているなどとは全く考えずにプレイをしていましたが、今になってこのように考察してみると、やはり一つの作品にはその作者の深いメッセージが込められているということがわかります。
ゲームに関してはよく「攻略」という言葉を使いますが、そのゲームを本当の意味で攻略したと言えるときというのは、そこに描かれている世界観と、作品の中に込められている作者の深いメッセージを受け取ることができた時だと言えるでしょう。
ロトと天空を踏まえた考察のまとめ
今回の考察を通して読み取ったドラクエⅦのメッセージの中で、私が最も重視しているのが以下の言葉です。
“人は誰かになれる”(You can be someone)
これはドラクエⅦのPS版(初期)のキャッチコピーに用いられていたものですが、今現在当ブログのトップ画面にも載せている言葉であり、私の活動の基盤をなしているとも言っていいフレーズです。
私がこのフレーズを当ブログに載せてそこに込めた意味を、前回の「ロトと天空」の考察と併せて述べるのであれば次のようになります。
昔(ロトシリーズ)は、人がどのような人生を歩むかは運命によって定められており、その中で主役・英雄となれる人間は、限られたごく一部の特権階級の人間だった。「正義」の名のもとに世界を救っていく、そんな運命を全うする英雄は、称えるべき素晴らしい人物であった。
しかし、現在(天空シリーズ)においては価値観が極度に多元化し、何が正義で何が悪かという問いに対する答えは出せなくなっている。定められた運命などなく、正義と悪の線引きも明確にできないそんな相対的世界の中では、誰もが主役になれる可能性をもっている。
人は自分が主人公になれるステージを見つけ出し、自ら理想とする世界を構築していく必要がある。
そしてそのためには、常識を疑う勇気をもって今の生活を見つめ直し、既定となる枠組みを一度壊すこと、そして周囲の価値観や思想に踊らされることなく自らの内にあるもの(心)を信じ、それを外に向けて発信していくことが重要になる。
外側に存在する枠に自分をあてはめるのではなく、自分の内にあるものを外側に打ち出す、そうすれば必ず人は「あらゆる可能性をもった誰か(新たな価値を創造する大物)」になることができ、自らの理想とする世界を実現することができる。
「ネットビジネスから教育革命、そして伝説へ…」の意味
ここでの外側に存在する枠とは、“弁護士”“教師”“プログラマー”など、既に世の中で定まっている肩書きのようなものです。
すでに存在しているそういったものに自分をあてはめていくのでは、結局想定の枠を超えることのない無難な人間になってしまいがちです。肩書きで自分を武装させてしまうと、多くの場合その枠の範囲内でしか動くことが出来なくなってしまうのです。
そのような意味で肩書きとは、呪われたレッテル、いわばさまようよろいのようなものです。
そうではなく、これまでにはない、まったく新しい価値を生み出す“誰か”になることをここでは推奨しているのです。その“誰か”とは既に存在する者ではないので、未だにネーミングできません。この時点では“誰か”としか言いようがないのです。
私であれば、現在の活動の一部としてアフィリエイトを実践していますが、私はこれまで自分のことを“アフィリエイター”と名乗ったことは一度もありません。
ドラクエの世界観をもとに、ネットビジネスを通して教育業界にプラスの影響を与えることを目標にしているのが私の活動であり、未だにネーミングはできませんが、私が行っていることはいわゆる一般のアフィリエイターと同じではないのです。
そして、それぞれが内にあるものを外側に向けて発信していくにあたっては、今はインターネットという手段が用意されています。個人一人ひとりが、自らの内なる思いを遠くの他者に伝えることができるのです。ブログ・YouTube・Facebook等、発信する手段となる媒体は様々あります。
どの媒体を使うにせよ、ネットを使って個人一人ひとりが内なるものを発信し、独自の価値を生み出せる人間になっていく。それによって今の教育の在り方も変わり、社会が活性化していく。そして一人一人が創造した価値が、徐々に形を変えながらでも後世に伝わっていく…。
この状態が、私が目指すものであり、私のブログのタイトルにつけた「ネットビジネスから教育革命、そして伝説へ…」という言葉はその想いを込めたものです。(「ドラクエⅢ」のタイトルと被せていますが)
あなたの内なるものから生み出された価値が世に発信され、それが後世にも伝わっていけば、面白い世の中になると思いませんか?